偏食
「なんでも食べられる子」になるにはどうしたらいいの?
苦手意識をもたせない
「食べなさい」と強制されると苦手意識が増え、食べることが楽しいと思えなくなってしまいます。 今は食べられなくても、成長して味覚や社会性が育つと食べられるようになることも多いので、それまで、苦手なものは押し付けず、見守ってみてください。
楽しく食べる機会を
もちろん、周りの人が楽しそうに食べていることも大切なことです。親はもちろん、親以外の大人や同世代の友達など、色々な環境でテーブルを囲むのも効果的です。
本人の性格によるところが大きいですが好奇心が強い子や食欲旺盛な子なら、自ら新しい食品にチャレンジしていきます。
慎重な子や、心配性な子は、その時は食べられないこともあります。ただ、大人や友達が色々な食べ物を食べていることを知ることで、いつか「食べてみようかな」というタイミングが巡ってきます。
人間が知性で(健康を考えて)食べ物を選ぶようになるのは、10歳ごろからと言われています。それまでは、知性を育む時期と思って、食べられなくても色々な食品や食品の情報に触れる機会を作っていきましょう。
解決が難しい例外もあり
ただ、感覚過敏や不安が強くて、生理的に未知の食べ物を受け入れるのが難しい子もいます。例えば、聴覚過敏で野菜を噛む時の音を気持ち悪く感じたり、味覚過敏で酸味や苦みを強く感じたり、視覚的に不揃なものを嫌がったり…
そんな特性がある子にとっては「なんでも食べること」を強要されるのは辛いことです。本人の努力だけで解決できる問題ではないからです。周りのサポートも必要ですし、サポートを受けても解決できない場合もあります。
特定の食品が食べられなくても、他の食品で代わりの栄養を摂ることができます。「なんでも食べられる」だけがゴールではないことも知っていてください。

小浦ゆきえ
NR・サプリメントアドバイザー
消費者目線の健康食品情報をつたえる健康食品アナリスト。
各種Webメディアや雑誌などでサプリメントに関する情報発信を行っている。
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mog開発者:小浦ゆきえ